【毎日続けたい太陽礼拝】太陽礼拝の効果と方法について解説します

丸の内アラサーOLなお:
「今回はRYT200の資格も持っているライターのSanaさんにインタビューさせていただきました!」
ライター:Sanaさん
大学で社会福祉を専攻し、ソーシャルワークやマインドフルネスを学ぶ。
在学中にヨガに出会い、海外で全米ヨガアライアンスRYT200を取得する。現在はライターとして女性向けメディアを中心に執筆中。
主な資格:全米ヨガアライアンスRYT200

Sanaさん:
ヨガのポーズってたくさんあって、どれから試せばいいのか迷ってしまいますよね。そんな方には太陽礼拝をおすすめします。初心者の方にもできて効果も抜群です。
ヨガのポーズの基礎が詰まった太陽礼拝を覚えられると、ヨガの難しさも楽しさも少しずつ理解できるようになるはずです。身体中に元気が漲ってくる太陽礼拝を行って、爽やかな気持ちで1日のスタートを切りましょう。
太陽礼拝とは?

12種類のポーズを組み合わせて、流れるように行う太陽礼拝は、太陽に感謝し祈るポーズのことです。
古代インドで話されていたサンスクリット語で「スーリヤ・ナマスカーラ」といい、英語では「サン・サルテーション」と呼ばれています。
基本の12のポーズは、太陽が1年で天体を1周するときの通り道である「黄道十二宮」が表されています。
全てヨガの基礎になる大事なポーズで構成されているため、太陽礼拝を覚えることはヨガを極める上でとても大切なのです。
1(ターダサナ/山のポーズ)
立った姿勢で、ゆっくりと呼吸をします。
このとき手を胸の前で合わせて、自分が生かされていることに感謝する気持ちで心を落ち着けましょう。
2(ウールドゥヴァハスターサナ/手を上にあげるポーズ)
息を吸いながら両手を合わせたまま上にあげます。
3(ウッターナーサナ/深い前屈のポーズ)
息を吐きながら前屈をします。
4(アシュヴァサンチャラナーサナ/サルのポーズ)
息を吸って前方を見て、吐きながら片足を曲げて、もう片方の足を後ろへ引きます。
ここで数回ゆっくりと呼吸をします。
5(アドムカシュワーサナ/下向きの犬のポーズ)
息を吸いながら、両手を前に出しながら床に付けて、前に出していた足を後ろに引きます。
息を吐きながら膝を伸ばしていきます。
きれいな三角を作るのは難しいので無理に伸ばそうとする必要はありません。
辛ければクッションやタオルを足の裏においてもいいですし、足の裏が少し曲がっていても大丈夫です。
ここで数回呼吸を行いましょう。ダウンドッグと呼ばれる有名なポーズです。
6(チャトランガダンダーサナ/四肢で支えるポーズ)
息を吸いながら両足を後ろに引いて、身体が一直線になるように意識しましょう。
吐く息で肘を直角に曲げていきます。体が床に平行になるようなポーズのまま数回呼吸をしましょう。
7(ウールドゥヴァムカシュワーサナ/上向きの犬のポーズ)
両足を後ろに伸ばし、足の甲は床につけます。
両腕は身体の横へ持っていき、息を吐きながら両手で床を押すように上半身を後ろにそらします。
目線を上にあげたまま数回呼吸を行います。
ここからはポーズをひとつずつポーズを繰り返します。
8(アドムカシュワーサナ/下向きの犬のポーズ)
9(アシュヴァサンチャラナーサナ/サルのポーズ)
最初と反対の足を引きます。
10(ウッターナーサナ/深い前屈のポーズ)
11(ウールドゥヴァハスターサナ/手を上にあげるポーズ)
12(ターダサナ/山のポーズ)
最初のポーズに戻って終了です。
静かに立ち呼吸を整えましょう。
手を合わせて呼吸に意識を向けます。
始まりと同じように、自分の存在を受け入れ、さまざまなものに感謝の気持ちを持ってみてください。
また1番に戻り何度か繰り返していきます。
無理せず自分のペースで行うようにしましょう。
太陽礼拝の効果

全身を動かす太陽礼拝は、身体にさまざまな効果をもたらします。
身体だけでなく、心にもいい影響を与えてくれる太陽礼拝の主な効果をご紹介します。
続けているときっと心身ともに元気になっていくのを感じられますよ。
ストレス軽減
全身が活性化し心身ともにすっきりするので、ストレス解消の効果があります。
深い呼吸を続けることで、リラックスできるのです。
そのためにも、呼吸には常に意識を向けて、息が止まらないように気を付けましょう。
体質改善
全身を使い血流が促進されるのでむくみ解消が期待できます。
基礎代謝もアップするため、脂肪燃焼効果があり、痩せやすい身体になると言われているのです。
太陽礼拝を行うと手先や足先まで全身が温まり、女性は気になる冷え性の改善にも効くとされているので、内側からきれいで元気になれます。
幸福感を得られる
呼吸に意識を向けながら行う太陽礼拝は、心の安定を保つセロトニンの増加を促します。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、不足するとイライラ感や向上心の低下にも繋がるのです。
規則的な呼吸を行う太陽礼拝でセロトニンの欠乏を防げるので、幸福感が得られます。
また、感謝の気持ちからスタートし、感謝の気持ちで終わる太陽礼拝。
ただ自分がここにいるということや、いろんなものによって生かされているということに気付かさせてくれます。
太陽礼拝のポイント

呼吸を止めないように、息を「吸う・吐く」ということを意識しながら動きを付けていきます。
動きにばかり注意が向いてしまうかもしれませんが、呼吸を大切にしてください。
最初はぎこちなくても大丈夫。
ひとつずつゆっくりと丁寧に行いましょう。
太陽礼拝は朝に行うのがおすすめです。
全身を使いポーズを行うので身体も目覚めるからです。
最初はこの1連のポーズを2、3回繰り返すのがおすすめです。
慣れてきたら徐々に回数を増やしていくといいですよ。
まとめ

ヨガのさまざまなポーズを組み合わせたいいとこ取りの太陽礼拝。
私自身もヨガを習いたてのときは、太陽礼拝を毎朝続けるようにしていました。
12のポーズを行えるようになると、自分の呼吸や身体の動きをより感じやすくなります。
少しだけ早起きしてトライすると、身体がしっかり目覚めてくれるのでおすすめです。