ヨガの資格「RPYT85」って?内容や取得のメリットについて

YOGA

ゆとりーな

 

ヨガインストラクター&パーソナルトレーナー。
出版社勤務の経験を生かし、フリーライターとしても活動中。
現在はお酒とヨガを融合させた「酒好きヨギーニ」としての活動に力を入れている。

主な資格:全米ヨガアライアンスRYT200、RPYT85
Instagram:yogamaru888

RPYT85とは?


「RPYT(=Registered Prenatal Yoga Teacher)」は、民間団体「全米ヨガアライアンス」が認定しているマタニティヨガの資格です。

およそ85時間のカリキュラムを修了することで資格を取得することができます。

ヨガの資格として有名な「RYT200」の派生資格であり、RPYT85を取得するために次ような条件に合う人が対象者として推奨されています。

  • RYT200を取得している
  • RYT200に相当するヨガの知識がある
  • 妊娠、出産、妊婦に関わる仕事をしている人

あくまでも「推奨」なのでヨガを始めたばかりの人でも取得を目指すことはできますが、ヨガの基本的な知識はあるものとして授業が行われるの事前準備が必要です。

何について学ぶの?

「RPYT85」はマタニティヨガのレッスンについてだけではなく、妊娠・出産や産後の状態について幅広く学ぶとういう特徴があります。

妊娠・出産やそれに伴う体の変化について

妊娠・出産を経験していな人でも指導できるよう、まずは妊娠・出産に関する基本的な知識について学びます。

妊娠に伴う体やホルモンバランスの変化、それにより起こる可能性が高い不調などを学ぶことによってマタニティに対しての理解を深め、安心してレッスンができる・受けられるようにするのです。

また、出産や産後の体についても同様に学び、妊娠中から産後まで幅広い女性をサポートできるような知識を身につけます。

産後のケアについて

妊娠すると体は大きく変化しますが、産後の変化もまた大きいもの。

赤ちゃんを産んだからといって産前の体に戻るわけではありません。

産前・産後の体の違いや必要なケアを理解することで、マタニティヨガのクラスに参加してた人を産後までサポートできるようにします。

産後の項目としてベビーヨガやベビーマッサージに関する授業を導入しているケースも多いです。

妊娠中にできるヨガポーズについて

お腹が大きくなる妊娠中は、できるポーズに限りがあります。

アジャストメントの方法やインストラクションの方法も通常とは多少異なるため、「RPYT85」ではマタニティに特化した指導方法を学ぶのです。

基本的に妊婦であっても動ける人は動けるため無理させないような指導方法なども学び、安心安全なマタニティヨガのレッスンを運営できるよう知識を身につけます。

取得のメリットは?


マタニティヨガの知識は「RYT200」でも学びます。

そのため「RPYT85」を取得しなくてもマタニティヨガのクラスを持つこともできますが、取得すると次のようなメリットを得ることができますよ。

知識・指導の幅が広がる

「RYT200」で学ぶのは、主にマタニティヨガのポーズのみ。

妊娠や出産についてはあまり学ばないため、「RPYT85」のほうが妊婦の体や産後のケアまで詳しく学ぶことができます。

妊娠中の体も産後の体も非常にデリケートなので、専門的に学んだほうが安心してレッスンを実施できると言えるでしょう。

自分自身の妊娠・出産に活かせる

「RPYT85」を通して妊娠・出産についてしっかりと学べば、その知識を自分や周囲の人の妊娠・出産に生かすことができるというのもメリットの1つ。

セルフでマタニティヨガを行なえば自分自身で妊娠に伴う不調を緩和できたり、妊娠中の家族・友人のケアを行なったりすることができます。

つまり「RPYT85」はヨガインストラクターとしてだけではなく、自分自身の人生にも役立つのです。

取得方法は?

「RPYT85」を取得するためには、全米ヨガアライアンスの認定スクールによる授業を受講する必要があります。

その方法は大きく分けて以下の2つです。

スクールへの通学

全国各地にある全米ヨガアライアンスの認定スクールに通学し、資格を取得するという方法が1つ。

あらかじめ予定された授業を元に、必要なものを履修していくというスタイルです。

そのため資格取得までの期間は個人差があるものの、概ね1ヶ月〜3ヶ月くらいが平均。

費用は20万円前後が相場です。

短期合宿

認定スクールが開催している合宿に参加するという方法でもRPYT85を取得することができます。

この場合はだいたい1週間程度で取得可能。

集中しやすい環境で短期間で取得できるため、忙しい人にも人気です。

費用の相場は30〜50万円ほど。

合宿スタイルは宿泊費や生活費がかかるため、通学よりもやや費用が高くなります。

まとめ


「RPYT85」はマタニティヨガのインストラクターとして活動したいと考えている人はもちろん、将来的に妊娠・出産したいと考えている人や妊婦さんと関わる仕事をしている人にもオススメの資格です。

それなりに費用はかかりますが、取得しても損はないでしょう。

「RYT200」を取得しているインストラクターは多いので、差別化にもなりますよ。

ぜひ検討してみてくださいね。