なぜヨガは妊娠中・妊活中にも効果的?

YOGA

juno

体育大学を卒業後、ヨガインストラクターとして活動。

産後、ライターとしてもヨガの魅力を発信している。

ヨガ・映画・花・小説と様々なジャンルで執筆中。

  • みなさんこんにちわ、ライターのjunoです。

    今回は、なぜヨガは妊娠中・妊活中にも効果があるのかを紹介してきます。

    私が実際に、長女を妊娠・出産した時に感じた効果や体験談も交えて紹介していくので、妊娠中・妊活中の方はもちろん、マタニティヨガの指導に興味がある方も参考にしてくださると嬉しいです。

    なぜ妊娠中にヨガが効果的?

    日本でもヨガが浸透し、知名度も人気も非常に高くなりましたよね。

    特に近年では、「モデルさんが美容と健康のために取り入れている」「女性が多い」という以前のイメージから、男女問わずヨガを実践する方が増え、ヨガ哲学も学んだりと、ヨガの捉え方だけでなく、ヨガそのものへの触れ方にも大きく変化したように感じます。

    ヨガが生活に深く浸透し、マタニティヨガもすっかり定着して取り入れるスタジオも多くなってきましたね。

    まずは、出産を控える母体にどのような効果が得られるのか見ていきましょう。

    腰痛の緩和

    お腹がどんどん大きくなっていくと、お腹を前に突き出す姿勢になりやすく、腰に負荷がかかることで慢性的な腰痛を感じる方が非常に多いです。

    妊娠中はうつ伏せになってマッサージをしてもらうこともできず、起きていても寝ていても腰が痛い!と感じている方も多いのではないでしょうか。

    妊娠中にヨガを取り入れることで、筋力がついて腰回りをサポートしてくれたり、腰痛の原因の一つでもあるお尻の凝りが解消され、腰痛がとても楽になってきます。

    呼吸法がお産の練習に

    ヨガを始めてから、深く呼吸ができるようになった方はとても多いのではないでしょうか。

    この呼吸法が本番のお産に非常に役に立ってきます。

    陣痛が来ていよいよ出産!と思っても、赤ちゃんが出てくる子宮口が全開にならないと力を入れていきむことができません。

    この時に、陣痛がきてもいきまないことを「いきみ逃し」と言います。

    しかし、実際に陣痛がくるとあまりの痛みからグッと力を入れていきみたくなってしまうもの。

    特に初産の方は、いきみ逃しをする時に息を止めてしまうのですが、母体も赤ちゃんも酸素不足になり危険です。

    妊娠中にヨガを実践し、深く長い呼吸を身につけることで、いきみ逃しの時にも呼吸を止めることなくお産に臨むことができます。

    むくみの緩和

    特に妊娠後期になると、ホルモンバランスの影響を受け、手足がむくみやすくなります。

    私も実際に、目に見えるほど手足がパンパンにむくみ、夜中には足を攣って寝れなくなるほど、むくみに悩まされました。

    妊娠中は非常にむくみやすいですが、ヨガを取り入れ体液循環がよくなることでむくみの症状が緩和されます。

    妊娠後期に差し掛かってからは日中にヨガをした日でも、寝る前にポーズを取ったりストレッチをするのをおすすめします。

    股関節の柔軟性が上がる

    子宮口が全開になり、いきんでも良い状態になると股関節の柔軟性がとても重要になります。

    お腹が大きくなってくると、動くのもきつく運動不足になりやすいですが、少しでも体に余裕を持てるように股関節は十分にほぐしておきましょう。

    なぜ妊活中にヨガが効果的?

    出産を控えた母体には、ヨガがとても効果的なことがわかりましたね。

    では、妊活中にもヨガが効果的と言われる理由もみていきましょう。

    冷え性の改善

    不妊の大きな原因の一つとして冷えが挙げられます。

    子宮や卵巣は、生命活動を行う臓器よりも、血液が送られるのを後回しにされてしまうため、ただでさえ冷えやすい器官と言われています。

    しかし冷えを放ったまま血流が悪くなってしまうと、卵子がなかなか発達しなかったり、例え精子と卵子が出会っても、着床しにくくなってしまいます。

    ヨガで体を温めることで、子宮や卵巣が十分に機能するようになり、妊娠する確率が上がると言われています。

    すでに、ご自身で冷え性を自覚している方はより体が温まるホットヨガがおすすめです。

    ホルモンバランスが整う

    ヨガを日常に取り入れて深いリラックス感が得られることで、自律神経がコントロールされホルモンバランスが整っていきます。

    ヨガを継続していくことで、不規則な生理周期や、生理痛の緩和に効果が表れてきます。

    ストレス解消

    ストレスが溜まってしまうと、卵巣に刺激を与え発達や機能を保持する性腺刺激ホルモンの分泌が妨げられてしまいます。

    しかし、捉え方や考え方を変えリラックスしてストレスを軽減させる、というのは非常に厳しいですよね。

    非日常を味わえるスタジオで、少し現実から距離を置き、心も体もほぐして深いリラックス感を味ってみましょう。

    妊娠中・妊活中のヨガで気をつけることは?

    では、妊娠中・妊活中のヨガで注意するポイントをみていきましょう。

    注意するポイントを抑え、安全にヨガを行ってくださいね。

    妊娠中|腹圧をかけない

    お腹に力がかかるポーズは、必ず避けましょう

    前屈のようにお腹と腿がつくポーズはもちろん、

      ・体をねじるポーズ
      ・バランスポーズ
      ・腹筋を強化するポーズ

    も避けてくださいね。

    特に、自宅でもヨガをする方は気をつけましょう。

    妊活中|生理周期に合わせる・無理をしない

    特にホットヨガの場合は、生理が終わってから次の排卵期までの期間に行うのもおすすめします。

    排卵期から生理が始まるまでは、ホルモンバランスが大きく変化し、体の不調も出やすい期間です。

    体の不調がなくヨガをしたい場合は、強度の低いリラックス系のレッスンを選び、常温ヨガにしておきましょう。

    まとめ

    妊娠中・妊活中にも、なぜヨガが効果的かを紹介しました。

    妊娠中も妊活中もヨガは非常に効果的ですが、注意点もしっかりと抑えて安全に行ってください。

    決して無理をせず、心も体も緩めリラックスしながらヨガの時間を過ごしてくださいね。

    妊娠中の方も、妊活中の方もヨガを取り入れることで日々がより健やかなものとなりますように。

    最後まで読んでくださり、ありがとうございました。