【ヨガは頭痛の改善にも効果的】効果とおすすめの頭痛解消方法を紹介
juno

体育大学を卒業後、ヨガインストラクターとして活動。
産後、ヨガの効果に改めて気づき、ライターとしてもヨガの魅力を発信しています。
ヨガの他にも、ダイエット・花・映画・小説など様々なジャンルで執筆中。
もくじ
- 日本人の女性に多いのは「緊張型頭痛」
- 「緊張型頭痛」が起こる原因は?
- 原因となる身体的なストレス
- 原因となる精神的なストレス
- なぜヨガが頭痛に効果的?
- ヨガやストレッチで|頭痛解消方法
- 職場にいる時でも|座ったままできるほぐし方
- 自宅にいる時に|頭痛の予防に!おすすめのポーズ
- まとめ
みなさんこんにちは!ライターのjunoです。
ヨガを始めるか迷っていらっしゃる方も、すでにヨガを実践していらっしゃる方も、頭痛のお悩みはありませんか?
動くことはもちろん、何かを考えることもままならず、とても辛いですよね。
患部が腫れたり目には見えないからこそ、相手に辛さをわかってもらいにくく、かといって自分から言いづらい…なんて経験はありませんか?
職場や通勤中など、すぐに横になれない状況だと尚更ですよね。
今回は、そもそも頭痛にはどのような種類があるのか、なぜ頭痛が起こるのかのメカニズムを説明しながら、即効性のある頭痛解消方法と、頭痛の予防におすすめのヨガのポーズを紹介していきます。
日本人に多いのは「緊張型頭痛」

「頭痛」と言っても、痛み方の特徴は様々。
主に、
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偏頭痛:月に2〜6回程度の頭痛発作が起こり、脈打つような激しい痛みがある
緊張型頭痛:頭部を締め付けられるような痛みはあるが、動くことで痛みが悪化することはない
群発頭痛:群発期はほとんど毎日頭痛発作が起こり、いつも同じ部分に激しい痛みを感じる
の3種類に分かれます。
日本人の頭痛に最も多いと言われているのは「緊張型頭痛」。
痛みの特徴としては、
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ズキズキと脈を感じる痛みでない
痛みを感じた時に、吐き気はない
温めると緩和する
などが挙げられます。
今回は、悩む方が多い「緊張型頭痛」に焦点を当てして、痛みの原因や解消方法を紹介していきます。
実は「緊張型頭痛」は薬の服用がなくてもストレッチなどでほぐすと、頭痛が緩和されたり解消することもできるんです。
では、そもそもなぜ「緊張型頭痛」が起こるのかみていきましょう。
「緊張型頭痛」が起こる原因は?
緊張型頭痛の原因はズバリ、ストレスです。
身体的なストレスと、精神的なストレスの両方が原因となるため、何か一つを改善しただけでは痛みがなくならないことも。
様々な原因から頭痛が起こっているケースが非常に多いので、ご自身に当てはまる原因があるかチェックしていきましょう。
原因となる身体的なストレス
「ストレス」と聞くと、人間関係や仕事など、精神面から来るストレスを想像しやすいですが、私たちは身体的なストレスも多く感じています。
例えば、デスクワークが多い場合、同じ姿勢が続くことで身体的に「ストレス」がかかり、血流やリンパ液の滞ったり老廃物が溜まったりといった不調に繋がっていきます。
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デスクワーク
車の運転
枕が合っていない
勉強
姿勢の乱れ
スマホ首
このように、身体にストレスがかかったまま、長時間同じ姿勢が続いていませんか?
合間に体を動かすことなく、不自然な姿勢が長く続くと凝りだけでなく、頭痛となって症状が現れてきてしまうんです。
原因となる精神的なストレス
精神的なストレスからも頭痛は起こります。
緊張した時を思い出してみましょう。
自然と肩が上がり、呼吸は浅くなっていますよね。上手く笑えず、顔までこわばってしまうなんてことも。
このように、精神的なストレスを感じると、筋肉は収縮し緊張してしまいます。
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常にプレッシャーを感じる立場にある
環境が新しくなる
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の特性がある
人前で話したり、大切な面接を控えている時など、短時間に起こる緊張だけでなく、日常にストレスを感じている場合にも同じことが言えます。
ストレスを感じ、筋肉が緊張している時間が長く続いたら…頭痛を誘発するどころか、冷えや高血圧、胃痛のように様々な症状が引き起こされてしまいます。
なぜヨガが頭痛に効果的?
身体的なストレスと精神的なストレス、原因は様々にありますが、頭痛の改善にもヨガは効果的!
先ほど紹介した原因から、その訳を紐解いていきましょう。
身体的なストレスへの効果
身体的なストレスの主な原因は、デスクワークや乱れた姿勢のように「長時間同じ姿勢が続くこと」。
頭痛だけでなく、慢性的な凝りや冷え、むくみを感じる方も多いのではないでしょうか?
ヨガは、関節周りを大きく動かし、内側から体が温まり血流が良くなっていきます。
凝りや冷え、むくみの改善に効果的であることは一般的にも認知されていますが、首や肩、背中などの筋肉の緊張によって起こる頭痛にももちろん効果的!
また、日頃からの姿勢の乱れは「筋力不足」が主な原因です。
ヨガでインナーマッスルを鍛えることで、姿勢が綺麗になり、臓器も本来の位置に正すことができます。
姿勢が整うことで、頭痛改善はもちろん、ぽっこりお腹が改善されたり、便秘が解消されたりと他にも嬉しい効果は沢山あります。
精神的なストレスへの効果
同じく精神的なストレスから起こる頭痛にも、ヨガによって改善することができます。
精神的なストレスからくる頭痛は「筋肉の緊張状態が続くこと」が主な原因です。
そもそも、ストレスを感じると、交感神経が優位に働きすぎている状態になります。
本来、私たちの身体を調節してくれている自律神経は「交感神経」と「副交感神経」が交互にバランス良く働いているはず。
交感神経は、主に日中活発になり集中力を高め、副交感神経は主に夜に活発になりリラックス状態へと導いてくれています。
しかし、ストレスを感じて緊張が長時間続くことにより交感神経ばかりが働き、自律神経が乱れてしまいます。
ヨガは、ポーズと呼吸が連動しているので、深い呼吸を意識することができますよね。
ヨガを始めてから、日常生活でも呼吸が深くなった!という方も多いのではないでしょうか?
ヨガに用いられる腹式呼吸は、自律神経が刺激されて、副交感神経を優位に働かせる効果があります。
ストレスにより筋肉が緊張し、呼吸が浅くなり、血中の酸素が不足して交感神経が優位に…といった悪循環により起こってしまった様々な不調。
ヨガで深い呼吸を身につけることで、副交感神経が優位になり、身体中に酸素が十分に行き渡り、体はリラックスした状態!と一つ一つ整えることができるんです。
ヨガでリラックスした感覚を掴むだけでも、日常的にストレスを感じにくくなり、効果を実感することができます。
ヨガやストレッチで|頭痛解消方法
では、実際に頭痛が起きてしまった時の対処方法と予防方法を紹介します。
首や肩、背中の筋肉が緊張することで起こる頭痛。
そのため首に違和感を感じる方も多いかと思いますが、首を過度に回すのは危険なので避けてくださいね。
首を支える周りの筋肉を少しづつほぐしていきましょう。
職場にいる時でも|座ったままできるほぐし方
肩をゆっくりと回す
まずは肩甲骨をほぐしてきます。
深く呼吸を繰り返しながら、内回しと外回しどちらも行いましょう。
重要なのは、肩の力をストンと抜くこと。
大きくたくさん回そうとすると、自然と肩に力が入り首も縮んでしまいます。
肘を軽く曲げて、リラックスしながら行ってくださいね。
腕を振り身体を左右に動かす
身体を支えるインナーマッスルにアプローチしていきます。
正面を向き、肘を軽く張って身体を左右に動かしましょう。
この時、頭頂は上に吊られているイメージで顔も正面のまま動かさずに行います。
体の軸を意識し、おへそを縦に伸ばしましょう。
首の後ろをつまむ
頭痛の原因となる首の凝りをほぐしていきます。
親指と人差し指で、首の後ろをつまみ、少しずつ場所を変えながら、首全体をマッサージ。
凝りが溜まっていると痛みを感じやすいので、無理なく行ってくださいね。
自宅にいる時に|頭痛の予防におすすめのポーズ
慢性的な頭痛に悩んでいる方におすすめのポーズを紹介します。
体液の循環を良くし、辛い頭痛を予防しましょう。
開脚前屈(立位)
第二の心臓とも言われるふくらはぎにアプローチする開脚前屈。
全身の血液とリンパ液の流れが良くなるので、頭痛の予防にも非常に効果的です。
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肩幅2つ分程に足幅を大きく開き、つま先は真正面に向ける
鼻からたっぷり吸って、吐く息で身体を前に倒す
呼吸を繰り返しながらキープ
身体を倒し切った時に、重力で首が縮まりやすいので気をつけましょう。長い首を保ったまま呼吸を繰り返します。
鋤のポーズ
開脚前屈と同じく、逆転のポーズである「鋤のポーズ」。
下半身よりも頭が低い位置にくる逆転のポーズは、全身の滞った血液やリンパ液が巡るので頭痛の改善・予防に適しています。
生理中の方、妊娠中の方は控えてくださいね。
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仰向けになり、両手は体に沿わせて膝を立てる
吸う息で足を持ち上げ、天井に足先を向ける
吐く息で足先を頭頂に向かって下ろす
呼吸を繰り返しながらキープ
ポーズが取れたら、絶対に首を左右に動かさないように気をつけましょう。
まとめ|辛い頭痛はヨガで改善しよう

頭痛の種類や、頭痛が起こるメカニズム、頭痛解消方法を紹介しました。
ヨガを日常に取り入れると、凝りの解消や深い呼吸から頭痛までも改善・解消することができます。
本記事を通して、頭痛に悩み、まだヨガを実践していないという方の選択肢の幅が少しでも広がったら幸いです。
精神的なストレスから頭痛が起こる場合、繊細に物事を感じ取り、日々考える時間がとても長いという方が非常に多いです。
つい何事も頑張りすぎて疲れてしまうという方も多いのではないでしょうか。
しかし、ヨガは頑張るものではありません。ご自身の体と心に常に相談しながら続けてみてくださいね。
ヨガの時間は思考を休め、自分の内側に意識を向けてみましょう。
ヨガを通して、お悩みの改善に繋がり心身ともに快適になりますように。