ヨガの資格「RYT200」とは?内容や資格取得のメリットについて
ゆとりーな

ヨガインストラクター&パーソナルトレーナー。
出版社勤務の経験を生かし、フリーライターとしても活動中。
現在はお酒とヨガを融合させた「酒好きヨギーニ」としての活動に力を入れている。
主な資格:全米ヨガアライアンスRYT200、RPYT85
Instagram:yogamaru888
RYT200とは
「RYT(=Registered Yoga Teacher)200」とは、全米ヨガアライアンスという団体が発行しているヨガインストラクターになるための資格。
ヨガやヨガ哲学、解剖学などで構成されたカリキュラムを200時間履修することで取得することができます。
「RYT200」の最大の特徴は、およそ世界100か国に資格所持者がいるといわれているほどグローバルであること。
世界的にも認知度が高い資格であるため、海外での活動を視野に入れている場合は特にオススメの資格です。
資格取得までにかかる費用はおよそ30万円〜80万円ほど。
取得方法により差がありますので、のちの項目で解説します。
何を学べるの?
「RYT200」は資格取得にあたりヨガについて多角的に学ぶことができます。
その中でも特に時間をかけて学ぶのが以下の項目です。
ヨガのポーズ
まずはヨガのポーズの名前ややり方、効果について学びます。
ポーズは全てで8000万種類以上存在すると言われていますが、RYTで学ぶのはそのうちの200〜300種類ほど。
それでもかなり多い印象を受けるかもしれませんが、1つのポーズを軸としたバリエーションも含め200〜300なのでコツを掴めばすぐに習得することができます。
また、資格取得までに全てのポーズを覚えなくても問題はありません。
指導方法
ヨガのポーズ名だけでなく、各ポーズの指導方法についても学びます。
具体的にはレッスン時のインストラクション方法やポーズの注意点、参加者のポーズを調整・修正するアジャスト方法についてが指導方法のメインの学習内容です。
また、レッスンの構成方法についてなどかなり実践的な内容を学ぶことができます。
解剖学
筋肉や骨の名前・働きなど解剖学についても学ぶのもRYTの特色の1つ。
解剖学を理解することでヨガポーズへの理解が深まり、安全でわかりやすいレッスンを提供できるようになります。
また、筋肉や骨の知識があればヨガ以外のトレーニングにも生かすことができるため、活動の幅も広げやすくなります。
ヨガの歴史・哲学
ヨガインストラクターにおいてヨガポーズの知識と同じくらい大切なのが、ヨガの歴史やヨガ哲学について。
ヨガの存在意義やヨガから何を得るかを学ぶことによって、ヨガに対する理解がさらに深まります。
「ヨガ=フィットネス」という考えも間違いではありませんが、それ以上に深く学ぶことによって自分自身がヨガを通して伝えたいことなどが生まれることもあります。
資格取得のメリットは?
全米ヨガアライアンスは民間団体なので、RYTも民間資格の1つ。
そのため資格を持っていなくてもヨガインストラクターとして活動することができますが、資格を取得していると次のようなメリットを得ることができます。
しっかりとした知識が身につく
「RYT200」は取得までに200時間もヨガについて学びます。
かなり多角的な視点から学ぶため、独学よりもしっかりとした知識を身につけることができるでしょう。
また、現場で活躍している専門家から学べるというのも大きなポイント。
より実践的な知識を吸収できます。
実力を証明できる
「RYT200を持っている=200時間かけてヨガについて学んでいる」という実力の証明になるというのも大きなメリット。
資格がない場合は書類選考の段階で実力をアピールしなけでば落ちる可能性が高いですが、RYT200を持っていればその時点で一定のレベルが保証されるため選考ももスムーズです。
就職を斡旋してくれるケースも
RYT200を取得するためには、全米ヨガアライアンスの認定校から学ぶ必要があります。
その認定校がヨガスタジオなどと提携しており、RYT200を取得後に就職先を斡旋してくれるというケースも多々。
ヨガインストラクターとして働いていきたいのであれば、大きなスクールでRYT200を取得すると良いでしょう。
取得方法は?
RYT200の取得方法は、大きく分けて以下の3つ。
- 全米ヨガアライアンスの認定校に通う
- 認定校が開催している短期合宿に参加する
- 認定校のオンライン講座に参加する
認定校に通うorオンライン講座の場合、資格取得にかかる費用は30〜50万円が相場。
プログラムにもよりますが、3ヶ月〜半年ほどで資格取得が可能です。
一方、短期合宿に参加する場合の費用は生活費を含めると50〜100万円ほどで、資格取得までにかかる期間は1〜2ヵ月ほど。
合宿が行われる場所が国内か海外なのかによって費用に大幅な差が生じます。
まとめ
ヨガインストクターとして活躍していきたいのであれば、RYT200の取得をオススメします。
採用する側も生徒としてレッスンに参加する人も安心できますし、何よりRYT200を取得することで自分に自信を持つことができますよ。
通学、合宿など取得方法も様々なので、ぜひご自身のライフスタイルに合わせて検討してみてくださいね。