ヨガの資格「RCYT95」って?内容や取得のメリットについて
ゆとりーな

ヨガインストラクター&パーソナルトレーナー。
出版社勤務の経験を生かし、フリーライターとしても活動中。
現在はお酒とヨガを融合させた「酒好きヨギーニ」としての活動に力を入れている。
主な資格:全米ヨガアライアンスRYT200、RPYT85
Instagram:yogamaru888
RCYT95とは?
「RCYT95(=Registered Child Yoga Teacher)」とは、ヨガの民間団体である「全米ヨガアライアンス」が認定するキッズヨガインストラクターの資格。
ポーズだけでなく子供達の成長や心の発達などについて95時間のカリキュラムを履修することで取得することができます。
「キッズ」といっても対象者は1〜18歳と幅広く、幼児教育に携わる人から高等教育に携わる人まで役立つのがポイント。
ただ、一般的なヨガの知識はあるものとして授業を進めることが多いため、以下のような人の取得が推奨されています。
- RYT200を取得している人
- RYT200に相当するヨガの経験がある人
とはいえスクールによってはヨガポーズから丁寧に教えるところもあり、ヨガ初心者でも資格取得は不可能ではありません。
カリキュラムの内容は?
「キッズヨガ」といっても、通常のヨガに比べ特別なポーズを行うというわけではありません。
あくまでベースは普通のヨガなので「RCYT95」では主に子供に関することやインストラクションの方法について学びます。
子供の発達について
まず学ぶのが子供の成長について。
発達の過程である幼児期・幼少期・青年期の体は大人の体とは異なる点が多々あります。
それらを理解することで安全かつ効果的なレッスンを提供することができるため、まずは子供の体や発達についての知識を深めるのです。
子供の心の発達とヨガの関わりについて
ヨガは身体的にだけでなく精神的にも大きな影響をもたらします。
大人はもちろん、子供であってもそれは同じ。
ただ子供の心は幼児期であればまだまだ未発達であり、青年期であれば不安定な状態です。
それぞれの時期にしっかり寄り添い心の発達に効果的なレッスンをできるようため、身体同様大人との違いを学び知識を身につけます。
キッズヨガのインストラクション
キッズヨガは通常のヨガと同じようなポーズを行うものの、子供は大人に比べ落ち着きがありません。
そのため子供の集中力を持続させるための工夫や、興味を持ってもらえるようなインストラクションの方法を学びます。
同じポーズでもインストラクション方法やアプローチ方法が大きく異なるのが面白いポイントです。
取得のメリットは?
「RCYT95」は民間資格であるため、取得していなくてもキッズヨガのインストラクターとして活動することができます。
しかし、取得することで次のようなメリットを実感することができますよ。
知識・指導の幅が広がる
「子供時代」は誰でも経験していますが、改めて体の作りや成長、心の働きなどを学ぶと新たな発見も多いもの。
RCYT95を通して学ぶことで、知識の幅は圧倒的に広がります。
また、インストラクションの方法も大人用のヨガクラスとは異なる点が多々。
指導スキルも大きく進化するといっても過言ではありません。
自分の子育てに活かせる
RCYT95では子供の心身の成長について学ぶことができます。
これはヨガだけでなく、自分自身の子育てにも生かすことができる知識です。
将来的に子供を産みたいと思っている人にはかなり役立つ知識と言えるでしょう。
友人や家族など自分の周りの人にも生かすことができるため、取得して損はありません。
取得方法は?
「RCYT95」の取得方法は、大きく分けて以下の2通りです。
それぞれの期間や費用など資格取得の参考にしてくださいね。
スクールへの通学
全米ヨガアライアンスが認定するスクールに通うことでRCYT95を取得することができます。
あらかじめカリキュラムが組まれている場合は2週間〜1ヶ月ほど、スクール全体の時間割に沿って必要な授業だけを受ける場合は1ヶ月〜3ヵ月くらいで取得可能です。
費用は20万円前後が相場。
大手スクールか個人スクールかによってやや差があるようです。
短期合宿
全米ヨガアライアンス認定校が主催する短期合宿に参加するという方法もあります。
泊まり込みで授業が行われるため、1週間半〜2週間程度で取得可能。
整った環境で集中して学ぶことができるというのがメリットですが、生活費等が発生するで費用はスクールへの通学よりやや高め。
国内か海外かによって異なりますが、30〜50万円が相場です。
まとめ
「RCYT95」を取得するためにはそれなりの費用や時間がかかります。
しかし子供や子供とヨガの関わりについての知識はかなり深まるため、キッズヨガのインストラクターとして活動していきたい人は資格取得を前向きに検討してみてください。
仮にインストラクターとして活動することがなかったとしても、自分の子育てに生かすことができますよ。
「RYT200」の中でもキッズヨガについて少し学ぶことができるので、まだ取得していないという人はまず「RYT200」取得から検討してみるのもいいかもしれませんね。
「RYT200」に関しては別の記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください!